老いのひとこと

f:id:takaotm1101101:20190909070402j:plain

五段審査の立合いと鶴来での稽古の様子を映し出した大型テレビモニターを前にして学習会が始まった。
それは会議室ならぬ居酒屋の囲炉裏を囲んでの和気藹々の会合でした。
工大通りでしたが夏休み中なので学生さんたちの人並みは途絶えがちだったが店内ばかりは随分と活況を呈していた。
久し振りに地酒呑み放題の歓待でお互いに薀蓄を傾けてやれ攻めがどうだ打ちがどうだと互いに論評し合う。
場面が移りかわり目を背けたくなるような老醜ただようご老体が御登場する。
何となく場がシラケそうになり掛けが主賓格の御方から「肩の力抜け手首手の内も柔らかくなかなか遣りますね」と意外にもお褒めの賛辞を頂戴し助かった。
仮に世辞であったにしろやはり嬉しかろう。

たらふく戴いたが「好い酒」でしたもたれなく頭痛もしない翌朝には丸一日ぶりに旨いメシに在り付け殊の外味噌汁がはらわたに沁みる。