どうしようもないほど呆れた奴だ。
足を洗ったはずなのに又しても御足を泥の中に突っ込みました。
目出度い奴なのです.]
野良仕事に邁進する姿はまさに厚顔無恥を絵に描いたと同じです。
ご近所の畑地の一角に耕作放棄したも同然の箇所がある。
日ごと見るに付け何時とはなしにむずむずと耕作意欲と云う魔の欲求が湧きいずるではないか。
人づてに尋ねるうちに耕作なされるお方が判明したので恐る恐るお伺いを立てれば事もなく快諾して頂けたのです。
8本ある畝の内2本を譲り渡すと明答を頂いた次第なのである。
単純な奴なのです。
即刻その足で大地に立ち除草作業に精を出す恥ずかしき姿がそこにあった。