老いのひとこと

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額縁に納めるほどの代物ではないかもしれない。
でも十回の受講を終えた証に図書館の館長さんから修了証書を授かったのだから一応体裁を整えた。
古文書解読講座を受講しただけで決して古文書を自由自在に手懐ける一丁前になったわけでもないのに何ともお目出度い奴だ。
此れまさにマラソンレースのスタートを切ったに過ぎなかろう。
おのれのペースで少しでも良い足が前に運べるように努めねばなるまい。
先祖を敬い同時に先祖を知る、その手掛かりとなる貴重な文献史料を保持しながら有効活用がままならない。
此の不甲斐なさを何とか克服したい、せめて此の藩政期に糊付された此の付箋の部分だけでも解読しなくてはならない。
足軽分際の末裔なら末裔らしく急がねばならない、残された時間がだんだん少なくなる。
 
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