老いのひとこと

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終戦前後の頃わる餓鬼たちへの仲間入りを認知してもらおうと競って柿泥棒に参加したものだ。


お蔭で罰が当たりシナンタロウのチクチク火の出る痛みをよく味わったものだ。


此の度は其奴に刺されまいと注意して登ったが只の一匹たりともいなかった。


イナゴ同様どうも此の世から消え失せたようだ。


 


亡き弟が手植えし柿がよく実り捥ぎ手不足の時節がら此のわたしが助っ人として馳せ参じた。


脚立によじ登り身を乗り出して捥ぎ取り地上の義妹がキャッチするが受け損じが多く出たようだ。


放って捨てるわけには行くまい喜んで貰い受け家へ持ち帰った。


ジュシーでほんのり甘い秋の味覚の王者です。


末の弟へのお裾分け分を届けて来た。