老いのひとこと

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       無断掲載

 

何んとも不甲斐ない。

おぼろげ乍らも我が意を得たりと合点いたす時もあるが皆目判らず路頭に迷う時もある。

今回はからっきしダメだった。

ずぶの初心者を対象とした「はじめての古文書入門講座」にしては些か場違いの感を強く持った。

此れは相当のツワモノ相手の中・上級講座のように思えてならなかった。

テーマは「天領文書を読む」であったがわたしには読めなかった、口惜しい限りだ。

此の上なく情けない、勉強不足を痛感した。

能登には沢山の天領と称する幕府の領地があった。

武家諸法度に叛いた大名は改易の処分で領地が没収された。

その没収された領地こそが天領という名の幕府領地そのものになる。

ところが此の地を支配し年貢を取り立てる業務は加賀藩に委ねられていた。 

此の加賀藩内の「御領地 役所」が差出人となって実際に年貢取り立て業務に携わる黒川村の組頭と百姓代宛てに「其の村代わり庄屋」❔に郡次郎なる人物を推挙した旨書簡を出した。

此れほど浅はかなる解読判断はないかもしれない。

誤りのご指摘いただければ即座に訂正いたす所存なれど誰からも相手にされる筈もなく限りなく寂しい限りではないか。