老いのひとこと

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ふれあい公園の奥まった一角に市が管理するリンゴ園が在る。


日課とする自転車散策のコースにもなっている。


初夏のころゴルフ球ほどの間引きされた青リンゴを秘かに失敬し禁断の木の実を美味しくいただきました。


酸味と渋味の中にほんの微かにリンゴ特有の甘味が際立ってとても旨かった。


 


先日の事、リンゴ園脇の通路を行けば傍らに無造作に数個散らばっているではないか。


直ぐ真横の手の届きそうな箇所には枝もたわわに大豊作の実が生る。


わたしはわたしなりに適当に判断し此れは恐らく摘果された末生りさんだと決め付け又しても失敬してしまった。


リンゴを拾いましたと交番へ届け出るのも大人気ないのでそっと自転車の荷台に忍ばせて持ち帰ってしまったのです。


完全無欠ではない、落ちたショックで痛み掛けてはいるが恐るおそる口にしてみたが結構いける。


まさに青リンゴの味そのものでカチッと歯触りもあって実に美味い。


嫌ですね、歳をとると恥も外聞もなにも持ち合わせない。


嫌ですね、このような厚顔無恥なる年寄りにはなりたくはありませんね。