老いのひとこと

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自転車散策のお決まりコースに馴染みの体育館と額谷ふれあい公園がある。


其処にはリンゴ園が展開しすぐ横には七瀬川が流れる。


ちっぽけな谷川にすぎぬがそれでも七瀬川という素敵な名前を頂いている。


浅瀬の箇所が七カ所あるのでしょう。


自転車を止めてしばし上流を歩くが淵ばかりが目につき浅瀬は見当たらなかった。


下流に向けて歩まぬ限り浅瀬には出逢うことはなさそうだ。


 


何方が何時ごろ名付けたのだろう。


七つの瀬は何処でしょうか。


 


素朴な疑問を解き明かそうと先日の事、泉野図書館を訪ねてみたがやはり無駄足でした。


史料「加賀志徴」下巻に宝暦13年(1763年)の調書で額谷川を七瀬川とも呼んだとある。


倉ヶ岳から流れ出て伏見川に落合う、それ以外の記述はなかった。


 


程無き上流に富樫正親の残党が隠れ住み「御廟谷」なる墓所を営んだ、それは今以って残る。


まさか富樫一族の遺恨が人魂となり狐火になり終には蛍火に化身した。


あり得ぬことだが此の七瀬川にはホタルが乱舞するのだという。