老いのひとこと

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早起き体操会のお仲間から耳寄りな情報を戴く。


何と七瀬川に真鯉がいたというではないか。


予てより此の清流に打って付けの川魚がいないものかと目を皿に探せどついぞ( はや)の群れすら見つけることは敵わなかったのです。


それがどうしたことか二尺以上もする真鯉が悠然と泳ぎ手を叩けばまるで餌付けされているかのように浮かび上がって来たとのお話を聞いたのです。


どれどれホンマかいな、覗いてみましょうと奮い立った次第。


いつもの日課のコースから程ないところにご指摘の小橋がある。


夕刻たそがれ時を見計らい橋の袂で観察すれば間もなくして巨大なる赤き物体がゆらゆら揺れ動くではないか。


目を凝らせば紛れもなく鯉だ、それも見事なる緋鯉ではないか。


真鯉が緋鯉に俄かに変態するわけでもなし、此れは間違いなく二匹いることになろう。


まだら模様こそ確認はできなかったが立派な三尺近い成魚ではないか。


もうすぐ鯉のぼりが泳ぎだす、此の鯉たちも上流へ鯉のぼりを為し、そして倉ケ嶽の大池にて龍に変化し天に昇りゆくのでしょう。


七瀬川の清流と併せて其の水質が保証されたことになる。


蛍の生息と並び、やがて何時の日にかカワウソ発見のニュースが飛び込まないとも限らない。


その時には七瀬川での獺祭( だっさい)行事で賑わうことでありましょう。