老いのひとこと

一週間が過ぎたが家内の症状は思わしくなく、依然として喉から大腸迄ゴム管を呑み込んだままの状態で栄養分は点滴で補う入院生活がつづく。

レントゲンやCTで腸内の閉塞状態を見極めているらしいが未だに色よい改善の兆しが見られないのであろうか。

主治医とのコンタクトが執れぬばかりに無性にヤキモキさせられる。

 

差し入れ等もあり三度の賄いは何とか熟しているがやはり心理面のダメージが無意識的に老体をむしばむ。

 

弱気に陥りかけた時は無理をしてでも外へ出る。

石踏み修行を求めて草履がけで出掛ける。

途中、ミニサボテンに目が奪われ此の上なき癒しの一時を憩う。

やはり外歩きは少々こたえるが気持ちが好いに決まっとる。