老いのひとこと

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6時に目が醒め空を見上げれば昨夜来の雷雨も上がって何とか小康状態を保っているようだ。


間隙を縫って決行することに決めた。


冬装束に身を包み敵前上陸を目指しいざ出陣といさぎよく飛び出したところまではよかった。


外に出た途端、突風吹き荒び霧のような氷雨が顔面に突き刺さるが委細構わず会場まで突っ走った。


小さな屋内体操場は既に定員いっぱいだ。


第一体操が始まるを待っていたかのように突然雨脚が速くなり霙交じりの招かざる天水が容赦なく降り注ぎだして来たではないか。


むかしの兵隊さんを思え、311の自衛隊員の大活躍を思えとおのれを鼓舞し我を張った。


無慈悲にも止むことなく愈々本降りと化したが誰一人して立ち去るものとてなく皆さん方とても意志堅固な律儀な方々ばかりなのである。


防寒具であっても防水性とは両立はしないものだ。


無様にも這う這うの体で逃げ帰らざるを得なかった。


 


 


今に生きる。


一時一時を肩の力を抜いて精一杯やり抜くしかない。