家の前の川向こうの校門脇に二本の楠がそそり立つ。 いつものコースの終着点で青空を背景に此の木の小梢の葉擦れを微かに聴いたりもする。 何んと云っても此の時季の衣変えの妙技には見惚れてしまう。 生憎色弱の身ゆえ紅葉は見逃さざるを得ないが季節外れの…
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