昭和10年の亥年にわたしは父忠勝母としのもとに生を給わった。 以来、役立たずの身、ただ無為無策の人生をひたすら無下に走り抜けた。 世のため人のためならず独り善がりな偏屈者は只々おのれを卑下する日々を送り通した。 ただそんな中、唯一の取り柄が我が…
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