老いのひとこと

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誰からも制約を受けない自分だけの空間ほど心地よいものはない。

タイル敷きの軒下道場の周辺にも春の気配が忍び寄る。

土筆の坊やがにょっきり顔を出す。

嫌われものの銭苔が地べたにへばり付く。

やがてピンクに染まろう芝桜が覗き込む。

野焼きの煙が立ち込める。

枯れ枝を燃す野火が真っ赤な火柱をたてる。

かと思えば燻ぶって黒煙を揚げたりする。

白梅が今を盛りに咲き誇る。

長閑な山里の風情、春を待つ額谷はどこまでも静寂そのものです。