2021-07-02 老いのひとこと 恐らく高岡の銅器でしょうが作者も判らず差ほどの美術的な価値がありそうにも伺えない。 でも素人なりに造形の妙を発揮して見たく感じさせる不思議な魅力を漂わせるのです。 この素晴らしき銅器を模写できぬものかとわたしはわたしなりにちょっとした創作意欲を駆り立てられた。 全体のバランスと円やかなふくらみの曲線と微かに窪んだ曲線のコントラストが何とも憎たらしい。 何んとも泥臭い感覚と稚拙な技量ではおぼつかない事は分かり切るが挑戦意欲だけは持ち合わす。 ところが矢張り難しい、円やかなカーブと簡単に言うが飛んでもなく至難の技だ。 醜いデッパリ腹にしかならない、イメージとはかけ離れた醜態を曝け出したのはないか。 威張って見ても所詮此の程度の技量しか持ち合わせないことがよく分かりました。 凡作に終わったが作陶中は無我夢中で時を忘れて楽しんだ。