老いのひとこと

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他人様のものを見るとつい手を差し伸べておねだりしたくなのは幼児と一緒ではありませんか。

クサギ屋敷の柘榴の実が見事に完熟し深紅色がむき出した。

恥を恐れず呼び鈴を押してみるのだが応答がない。

余り見かけないが確か家主の住人は居るはずだと日ごと呼び鈴を押すのだがどうしてもコンタクトが取れない。

夜間灯かりを頼りに玄関戸を叩いてみるがやはりダメでした。

 

もう一つ気になる数珠玉のことだが思い切って電話を入れてみた。

学校園に自生する数珠玉の実を少しばかりおこぼれ頂戴と云うわけには参りませんでしょうか。

もちろん教材として利用されるのであればその限りではありませんと申し添えた。

事務官の返答は只今教頭不在に付きお昼に掛け直してほしいとのことで後刻連絡いたせばどうぞご自由に採取くださいとの返答に辿り着けた。

思ったより小玉で固い、針を通してお数珠にまで繋ぎ合わすは此れ至難の技じゃなかろうかと案じた。

暫しの一時を童心に返って木の実を遊ぶのも悪いことではない。

 

クサギ屋敷の家主さんから柘榴を一個だけでよい何んとか拝領いたすべく奇策を練らねばなりません。