老いのひとこと

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何にも変わらなかったではないか。

 

野党共闘は実らなかった。

立民・共産ともに議席減は敗北以外の何物でもない。

敗軍の将は兵を語ってはいけない、言い訳は見苦しい避けるべきだ。

聞きたくもなかろう。

でも枝野・志位両氏は何らかの形で責任を取らねばならない。

でなければ示しがつかない。

敗死した輩を如何に弔い遺恨に報い礼を尽くすことはできるのだろうか。

また何よりも支持し投票した有権者の期待を物の見事に裏切ったことへの責任は大きい。

然程の根拠もなく軽々しく政権交代を声高に繰り返した。

折角醸成されたそれらしき雰囲気を其の言葉で吹き飛ばした。

それを見た良識ある無党派層の多くがいや気が差して逃げ去った。

現に投票率は伸びるどころか減少した。

此れ偏に何に起因するかは一目瞭然ではないか。

何よりもあの14名の有志が投げ掛けた慎ましやかな配慮も無に帰してしまったことは極めて残念至極だ。

ガミガミと半ヒステリックに叫んで咎める。

相手を批判し罵倒するだけで政権交代が転がり込むはずがなかろう。

 

 

しかし、よくよく考えてみれば此の短期決戦の選挙戦を巧みに操った得体知れぬ魔物が不気味に動いたような思いがしてならない。

テレビは威勢よく戦う野党党首の勇姿を大写にし其の叫ぶ声だけを視聴者は鵜呑みにする。

あたかも彼らは政権交代をオウムのように繰り返すだけの存在に印象付けられてしまった。

此のご両人はメデアの罠にまんまと引っ掛かった、むしろ犠牲者じゃなかろうか。

 

してやったりとニンマリほくそ笑む魔の戦略家がいるような気がしてならない

 

さあ、両党両陣営は新たなる陣容を立て直しもう一度やり直しだ。

 

願わくば4党共闘に加えて難敵「国民」と「連合」をも束ねた一大勢力を整えなければ国の統治権を奪取するは叶うはずがない。

市民連合」を交え「立民」と「共産」がさらに改革し従来からの路線からの脱皮に大きな汗を掻かねばならない。