老いのひとこと

こうも暑くては立秋なんて風流なことを言っては居れない。

暦の上ではとっくに通り過ぎたのだがラジオ体操で汗ばんだ肌に朝の空気がひんやり心地よい。

矢張りあの宮廷歌人のあの歌が脳裏を吹き抜ける。

 

秋来ぬと 

目にはさやかに見えねども

風の音にぞ驚かれぬる

 

毎年毎年年年歳歳この歌をこの時季に思い起こすのです。

今年も此の感触を諸肌にもろに感じ取ることが叶えられて実に幸せだ。

 

 

そろそろ種蒔き時期到来に備え自家製用土づくりに精を出す。

背戸の裏から腐葉土代わりの土を掘り出し天日干しにす。

籾殻をフライパンにて炒って俄か作りの燻炭を作った。

これ等を市販の用土に掻き混ぜてお盆の頃に白菜・キャベツ・ブロッコリーの三種の種で試してみよう。

 

昼寝して自転車に跨り峠越え、畑に水をやって一日があっと言う間に通り過ぎる。