老いのひとこと

胃カメラの10年選手、呑み込み術もベテランの域に達した筈にも拘らず今回はむせて咳き込み背中を盛んに摩られてしまった。

軽度の食道炎と胃炎の爛れが在ったが摘出して精検に回すほどではないとの診断が下りた。

CT検査では取り立てて貴方の五臓六腑には異常がなかったが膵臓が疲弊して萎縮しているという。

どうも貴方のインシュリン分泌に多分に影響しているとの診断が下り、依って貴方のメルホルミン薬を500mg錠に切り替えますと一方的に宣告された。

はっきりと糖尿病患者の烙印を押されてしまった。

不本意ながらもまさか和田学説を披瀝いたすわけにはいかないので渋々従わざるを得ないのです。

医師からの処方薬を飲まない勇気の持ち合わせが今のところ此のわたしにはまだない。

小心者で根性が足りません。