2024-11-10 老いのひとこと 一端はゴミ箱に捨て去ったものを未練たらしくも捜し出すような恥知らずが此処に居る。 何を思ったものか我が家の軒下の空き地にいそいそと鍬を入れ石灰を施しご丁寧にも腐葉土を撒いて苗床作りに勤しむ御仁あり。 貴男は農作業を放棄した筈の身柄で在りながら優柔不断にも早くも再び鍬を握るなんでもっての外、此の女々しさは唾棄されて当然。 弁解は禁物ながら、狭いスペースで栽培可能なニンニクに気付いてしまったのだ。 時季外れで育つ筈のない無鉄砲な泥縄脳法を敢えて試みて仕舞ったのだ。 何事にもチャレンジ精神が在って然るべし、ポットに入れた片鱗を水に浸し発芽を待つ、本葉が出れば霜月の真っ最中に我が家の軒下に定植し、ポッコリとマルチを被せて越冬させよう。 期待という夢が膨らむではないか。