老いのひとこと

いくらおめかししても
いくら着飾って気取ってみても誰も振り向かない
いくら気取って日替わりしてもダサくてしょぼくれたおめかしは誰も振り向かない
 
 

 

どこかの誰かさんが囁いてくれた。

 

余り気取らずに在りのままで良いではないかと優しく諭してくれた。

 

背伸びして競い合うことは止めにしたらどうかとと促してくれた。

 

在り来たりのごくごく普通の生き方をすれば気が休まるよと肩を叩いてくれた。

 

どこかの誰かさんのささやきが心に沁みた。

 

こころが和んだ。

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