老いのひとこと

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川の流れの如く歳月流れるは速い。
此の年もいろんなことが在りました。
 
 
*ヤッさんの御蔭で広大な敷地を取り仕切り春夏秋冬いろんな作物にお目に掛かれた。
汗水流した労苦が報われて黄金色した果実に笑った。
たんと笑わせて戴きましたヤッさんどうもありがとう。
 
 
*やはり何んと云うても痛かったのは在って当たり前の永久不滅の岩石が或る日忽然と姿を消してしまった。
先祖の霊を祀る墓が合法的手続きに則り合法的に破壊され破棄された。
此れは何と云っても痛かった。
其処に祀られる鉚さんの御子孫には申し開き出来ないことなのです。
此れみなわたしの不徳の致すところ、口はかばかしくみんなの仲を取り持ち意思疎通が図られていたならば斯くなる最悪の事態には立ち入るはずがない。
わたしの木目細かな配慮があれば避けられたであろうに何としても口惜しい限りではないか。
しかし今更じたばたしても埒が明かない。
此の際サッパリと水に流すしかない。
そう決めたはずではないか。
 
これぞ我が人生最大級のアクシデントに相違ない。
人生山あり谷ありイバラ道苦しきことのみ多かりきと云えまいか。
あと暫しの道のり恙なく在ってほしいもの。
 
 
*お正月には孫たちがやってくる嬉しいなあ。
初孫息子は国家の屋台骨を支えるような仕事に就くことが適いました。
孫娘は看護士試験に受かれば晴れて市民病院のナースになるのだという。
大阪の孫たちはみな健康優良児よくぞ元気に育ったものだ。
さあ明日からは暫し上よ下への御騒ぎ築37年のおんぼろ屋敷も恐らく揺れ動いて喜ぶだろう。
 
今宵はみなでスキ焼鍋を囲み楽しい夕餉になるのでしょう。
家内は腕を振るってのきりきり舞い頭が下がる一年でした。
 
*寿陵誕生も元を質せば家内との取り持つ縁、好き勝手出来るのも家内の御蔭と痛み入る。