二心があってのことでしょう。 五月の薫風に誘われて野田山へ足が 向いた。 ヒイじい様が芝山の地に営んだ孤塁の跡地は枯れ葉が敷き詰められ清閑とす。 暫し手を合わす。 梢のあちこちから野鳥の清澄なさえずりが響きわたる 右手の参道を十歩ほど上がれば石…
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