不愛想なポチに口笛吹いて挨拶を交わし馬替の街外れに差し掛かるとほのかに甘い香り包まれてつい足元が吸い寄せられる。 「くさき」じゃなかろうかと図鑑を開けば「くさぎ」との間違いに気付かされた。 純白の四枚の花弁が十字形に開き長い雄蕊の中に一際長…
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