老いのひとこと

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幾ら齢を重ねようが為すべきことをテキパキ熟そうと気持ちだけは新たに相務めるが必ずしも365日毎日毎日そうとは参らぬ。

疎いダヤイ、しかも鬱陶しく気が乗らない日もそりゃありましょう。

風邪気味のそんな或る日、せめて気持ちだけでも安まろうと玄関先に目を遣れば何んと琉球朝顔の枯れ枝に新芽が萌えいずる。

また鉄砲ゆりの順調なる発芽ぶりを見届けた。

萎え行くばかりのか細い生命体に比し此の瑞々しき若き生命体の生きる活力に何としてもあやかりたい。