老いのひとこと

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現役時代はともかくリタイヤしてからは年ごとに出入りして呉れる庭師さんはいない。

折りをみて知り合いのお方に入って頂くが第一剪定に値する銘木なんてありゃしないし日当代とてバカにならない。

三余年放置した松の枝葉が伸びすぎていかにも見苦しい。

今流行りの自助努力でやってみよう。

脚立に攀じ登り松の木の散髪だ。

切れ味今一の鋏と鋸じゃ捗々しくはいきません。

おっかなびっくりへっぴり腰で幹にしがみ付き鋏と鋸を使い分けての片手操作は至難の技だ。

片足踏み外せば奈落の底だ。

切り落とした後から家内は裁断して袋詰め、実働四時間弱でゴミ袋五つが満杯だ。

よくぞやったと見上げれば梢の天辺手付かずのまま。

遺憾ながら中途半端なお仕事で極めて不満足。

長梯子を借り受けてさあ次なる挑戦だ。