都構想の発起人橋下徹氏はいかにも弁護士らしく舌鋒鋭く食い下がりおのれの筋を通す人、決して後ろへは退かない。
不遜な口調でおのれを貫き傲慢にさえ映るが商売柄それは此の上なき立派な勲章に違いなかろう。
先日の報道1930で任命を拒否した菅総理を見事に擁護し弁護された。
あの様相はまさに官邸に専属する弁護士と勘繰らても仕方があるまい。
小川淳也・木村草太・堤伸輔・松原耕二さんらを向こうに回して堂々と論陣を張った。
一歩たりとも引けを取らずに孤軍奮闘された。
立て板に水を流すが如く実に流暢に豊富な語彙を操りながら捲くし立てるまさに独壇場だ。
ただ押し込まれ窮地に立てばいつも最後の切り札たる殺し文句が臆面もなく飛び出すのです。
それは「民意を見給え」「政党支持率」が如実に全てを物語るではないか。
民意の裏付けのない論拠は虚しかろうと胸を張る。
悔しければ民意に問うて選挙で勝利を掴みなさいと豪語する。
有権者による投票結果が全てでありましょうと断言される。
大阪都構想は僅差ながらも民意は否決を選んだ。
さぞかし断腸の思いで頭を抱え込んでいられることでありましょう。