老いのひとこと

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関空勤務の一番孫から水ナスの漬物が届いた。

丁度この時期ならお中元のこころ積りなのだろう。

中元に気が付く年頃にまで成長した何よりの証しであれば喜ばしい限りではないか。

誕生日やお年玉、入学時や卒業を迎えればその都度ただひたすら受動的に受け取る側で通し切った身が今漸くにして能動的に善意をば他者へ贈り届ける側に立った訳だ。

高が水ナスの漬物に過ぎないが此れは黄金のナスに匹敵しよう。

ずっしり重い喜びを祖父母の下へ送り届けた自負心とか自らを納得させるに足る自尊心を彼は確と感じ取っていることだろう

彼は日本国に自生する植物の防疫体制を確保せんと日夜水際作戦に奮闘す。