老いのひとこと

f:id:takaotm1101101:20220101061213j:plain

丑年が暮れてそして寅年が明ける。

遥か古の昔から揺ぎ無く延々と、年年歳歳繰り返す。

悠久の時の流れからすればたった僅かな八十数回の巡り合わせがどうしたと云うのだ。

無いに等しかろう。

取るに足らないちっぽけな命、何時でも誰にでも呉れてやれ。

そういう気概で生きてみろ。

 

それにしても無に等しい儚き命でも命ある限りは生きねばなりません。

歯が痛くて思うように咀嚼が敵わなくても腰に痛みが来て思うように足が動かなくても、

そんな仔細なことはどうでも良いではないか。

諦めて全て無いことにして無に等しい残された日々を堂々と生きてみなさい。

ぐじぐじ云わずにちゃんと生きてみなさいよ。

ねえお前さんよ。