老いのひとこと

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市民病院が催すまちなかサロン健康講座へ参加した。


二回目になる、今回は「脳卒中にならずに元気に暮らす」で脳神経外科の科長先生からの直々のお話でした。


此の先生が脳外科手術の執刀の当事者で在られると思えば自ずと聞く耳も真剣味が益す。


圧巻は講演後の質疑の際に中年の奥方が先生に謝辞を贈られた場面でした。


くも膜下出血九死に一生を得た生々しい体験談をみなの前で開陳為された。


決して他人ごとではなく極く極く身近な出来事であることを弥が上にも知らされた。


その瞬間が明日訪れるかも知れない否いや此の瞬間に襲い来んとも限りません。


脳卒中の危険因子のイの一番が高血圧であり二番目が糖尿病なのだと聞いてがっくり来る。


高血圧+糖尿病=脳卒中


まさに的中した、回避不能に追い詰められたではないか。


落胆、諦め、開き直り、もうこうなったら成るようにしかならんだろう。


 


 


要は心当たり有る者は即刻治癒せよとの宣告です。


わたしの耳には治療薬を飲みなさいとしか聞こえない。


人の命を預かる重大な使命を帯びたお医者さんだから好い加減な事は云われるはずがない。


従って薬を飲んで治しなさいは至言には違いない。


其れでも此のわたしは何かしら裏ワザに期待したのだが、そんな不謹慎なことを願うことはやはり罷りならんことでした。


 


でもあれもいかん此れもいかんとキメキメに締め付けられるとどうも生きた心地せず堅苦しくていかん。


今以って片意地張る愚か者に天に御座すあの御方は困ったものだと苦笑されている。