老いのひとこと

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足の具合は一進一退の繰り返し、鎮痛剤で紛らわせている内に2か月にならんとす。
足の痛みでセカンドオピニオンは通用しない、況してや主治医の先生に紹介状を依頼するなんて出来っこない。
それにしても余りにも治療が長引くので此の際だまってそっと接骨院を決意した。
騙されても元もと家内の忠告に従ってみることにした。
まずは症状を書面で訊いてくる、微に入り細にわたる質問にびっくりだ。
既往歴や通院中の病院名まで尋ねてくるので思い切って整形医の名前も告白せざるを得ない。
次いで柔道整復師の先生からの問診がつづきテーピングを施すが大丈夫かと通院中の事まで気遣って呉れたではないか。
足の患部を丹念に触診なされる。
両手のたなごころで患者の足首の内部を確と把握為さっているように窺がえる。
そしておもむろにテープが張られゆく。
決してところ構わず無造作にではなく場所を確かめるように慎重に施してくださった。
速乾性なので風呂もいい、剥がれませんよという。
冷やさぬように気を付けなさいと云う。
患者の痛みに寄り添い患者の気持ちを察し親身で治療に専念する人間的な温かみを凄く感じた。
最後の言葉がなおいい、もし都合の悪いことが在れば来週にでも来院くださいとおっしゃる。
一発で治療完了と云わんばかりの敏腕振りに猶更驚いた。