老いのひとこと

老朽化した体時計にかこつけて随分長い間さぼりつづけたものだ。

真っ暗だし凍える寒さだし温かい毛布布団が恋しいばかりにラジオ体操を一冬お休みしました。

今朝は空威張りでもよい勇気百倍振り絞って飛び起きた。

家内は既に朝のお勤めに精を出す、東の窓は薄ぼんやりと明け染める。

丁度6時22分を見定めて自転車に跨り急行せり。

持参の小型ラジオがしじまを破る、オイッチニオイッチニと体を動かす、筋を伸ばす、ほんの少しだけ飛び跳ねる。

もう手袋は要らない。

春が直ぐ其処までやって来たようだ。

 

翌日は雨、次の日はやはりダメだったが・・・