老いのひとこと

少しく旧聞に属する拙い書き物になってしまいました。

 

連休明けに何時もようにお世話になろうと伺えば駐車場は閑散とする。

そう云えばワックス掛けだと判断した其の時に背後からスーツ姿の人物が近寄る。

両手には大きな荷物、それとなく声を掛ければ此の施設に臨時の避難所設営の為に参ったのだという。

言うまでもなく水も電気も油も食物すらない現地の避難民の方々を思えばまさに喫緊の課題、此の額谷ふれあい体育館が彼らに善意を提供するは当然過ぎよう、むしろ遅きに失した嫌いすらある。

 

高が一老人の走禅・立禅・鼓禅・登禅がどうしたと云うのだ、三月末日まで被災者の心情に相呼応し協力致すは人として当たり前のしぐさだろう。

 

その足で石踏み公園へ、さすがに堪えた五巡して耐え切れず悲鳴と共に逃げ帰る。