老いのひとこと

陶芸教室の新学期が始まった、やはり喜び勇んでルンルン気分とは参らない。

渋々おずおずとは行かぬまでも緊張感を振るい去ってのお出掛けだ。

あらかじめ今日の課題設定を持参した上での初仕事でしたので少しづつ気分が整って来たようだ。

美大から派遣される講師の先生が上岡さんから藤崎さんに変わった旨紹介された。

相談相手としてなくてはならない存在になる、有り難いことだ。

今日は一輪差しを兼ねた土鈴を作ってみた。

手捻りで半球形を二つ作り其れを貼り合わせるだけの簡単な作業になる。

新聞紙に包んだ粘土玉を入れで繋ぎ合わせるのだがドべを使わずに紐を宛がい塗り合わせる方が好かろうと指導があった。

底の部分の小さな平面を作り上部には空気抜き兼花挿し口を設けてハイ出来上がりだ。

 

土鈴の響きで気分を癒し折々の小花を差して目で愛でれば一挙両得と云えまいか。