雑草園顛末記《18》

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⑱ 植え付け準備完了
9月十日月曜、朝一番に巻き藁の前で一時間強稽古に専念す。
 帰宅後農作業に入る。地面が固く強張って鍬の刃がまるで利かない。
 スコップで掘り起こすしかない。それもスコップの縁に全体重を掛け踏み付けねばならない。
 そして、渾身の力振り絞り掘り返す。
 会釈なく炎天の残暑が照り返す。腰を、首を、肩を庇いながらの遅々とした作業に、嘗ての愛犬リりも欠伸してソッポを向いたであろう。
 石灰を撹拌し、その上に元肥の鶏糞を置き、更にもう一回スコップを入れる。
 もうクタクタ、目はモウロウとする。
 夜半過ぎに、前線が通過し雷を交えてまともな降雨をみる。
 翌日も降り続き青首大根と源助大根の植え付け条件が整った。
 明12日には種蒔きできよう。
 予定通りに事が運び、恐らく天国の愛犬もよろこんでくれている事だろう。