老いぼれの独り言

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日曜日の昼下がりに守山さんからその後の経過を問い質す電話をいただいた。
 極めて良心的な気遣いを頂戴し恐縮した次第だ。
 先生がおっしゃるには術後の若干のぶり返しは織り込み済みではあるが此の際ダメを押す意味合いでもう一度施術を重ねて行なう方が良策だと奨められる。
 患者の肉体的精神的痛みを共有して如何に親身で真摯に対処して呉れているかがよく判る。
 あながち一概には断言こそ出来ないがわたしの経験上察知し得たことは近代医学の粋を極める極上の医療施設ほどその点少し曖昧だ。
 病めるものを心底迎え入れる気風が乏しく感じてし様がない。
 当事者の直なる応対なく、事務方を通じて後日日を改めて来院致すべしと病むもの医療を請うて門を敲けどもあなたは下種の類いなりとして門前払いに処せられてしまったのです。
 二十一世紀の世でありながらまるで封建遺制の絡繰りの再現を見せつけられた錯覚に陥り心中は穏やかではなかったのです。
 さしずめ、大手名門予備校と在り来たりの家庭教師ほどの違いかもしれない。
 わたしは敢えて潔く後者を選ぶことに決断した。
 しかし、全面的に家庭教師にだけ依存するのではなく自力更生を期して独力でリハビリに勤しまねばならない。
 取り敢えずは、硬直化した足首の改善である。
 今回も先日に益してツボと経絡を集中攻撃されのた打ち回ったが馴れるに従い順応するコツを会得していった。
 足首がスムーズに返るように先生からもお知恵を授かりながら鋭意取り組まねばならない。
 施術直後の経過良好、気分も気合いも乗りに乗っていたので休む間もなく鶴来日曜会稽古へ直行することにした。