老いのひとこと

イメージ 1
無断掲載



雨戸を締め切ったはずにも拘らず我が家の風呂は寒い。


何処からか隙間風が忍び込んでえらく寒い。


温まるには優に一時間三十分は掛かるえらい長風呂なので何時も家内から苦情が入る。


その間はもっぱらラジオを聞く、FMであったりAMであったり好い音質を求めてダイアルを捻くりまわす。


先日はNHKの第一放送で高齢者を対象に此の度道路交通法が改正されることを解説していた。


聞き入るまでもなくこれは一大関心事ゆえ耳をそば立てる。


ところがどうした事か聞き辛いのだ。


確かに進行をなさる男女のアナウサーはさすがプロだけあって歯切れ良い明瞭なる口調で一言一句はっきり発音なされるのだが肝心の話題を提供なされる御方が聞き辛い。


大事なことを聞き漏らすまいと耳をそば立てたのだが戦争中の真空管ラジオの様に音波が途切れ途切れ伝わる。


折角好いことをおしゃるのだが所々で音声不明瞭、特に語尾がはっきりしない。


プロジューサーなのかデレクターなのかよくわからないがそう言った技術屋さんが音質音量を調整し聞き易く按配してほしかった。


既に耳が遠くなってることを棚に上げて随分とえらそうなことを口走ったものだ。


どうも搔い摘んで要点を言えば来月の12日より法律が施行されること。もう直ぐだ。


どんな軽微な違法行為や違反行為でも犯した者はすべからく全員最寄りの精神科のお医者さんのもとで認知症検査の受診が義務付けられたこと。


以上此の二つだったと思う。


満身創痍のマイカーをつくづく眺め回しながらこれは他人事ではないことにハッと気付くのです。