老いのひとこと

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久方ぶりの寒波到来です。


当たり前のことだが今ようやくにして北陸らしい雪国となりました。


テレビやラジオは積雪16センチと報じたが飛んでもない吹き溜まり箇所には優に60センチはあろう。


上っ面は軽いので吹き( さら)しの屋根雪はみな地上へ舞い降り


スコップで捉えた雪塊は専ら右下手出し投げの技で側溝へ放り投げる。


側溝は瞬時に埋まるのでなかなか技は出し難い、持ち上げねばならぬので厄介だ。


得手ではないが左下手出し投げに切り替えないと身体が捻じれてしまう。


風下に顔を向けないと作業は出来ぬほどの烈風が吹き荒ぶ。


一向に汗が出ないくらい珍しく寒い日だった。


 


翌朝は元の木阿弥あらたにどっかり新雪が積もる。


珍しく遅配を来たした新聞配達は此の深雪の中7時過ぎにはもう届いた。


文明の公器としての使命を果たさんと実に健気な振舞いではありませんか。


川向うの小学校へは雪の中を喘ぎながらの登校風景が目に入る。


先生らの車が立ち往生する中健気にも子らは登校を急ぐ。


何事もなかったかのように何時もの学校生活が動き始めている。


何んと几帳面で生真面目な日本人の生き様なのだろう。


今更のように同じ日本人であることに誇りを感じた。


さあ、遣らねばならんという気概が沸々と此のわたくしにも湧き出たのです。