老いのひとこと

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大雪なるがゆえのトラブルもそりゃ生じましょう。


幾ら雪道に慣れてはいても深みに嵌まってしまったりする。


脱出に梃子摺る車を見ればお互い手を貸し合い助け合うのです。


意識しなくてもみな善意が迸り出て気持ちのいい光景となりましょう。


晴れ間の見える今日は全市一斉に除雪車が動き始めた。


我が町内にも大型ブルトーザ―が入り一気呵成に除雪してくれたようだ。


有り難いことには違いないが道路脇に圧雪がうず高く築かれる。


此ればかりは如何ともし難く手作業で除け去る以外手はない。


幸い午後からは雲の切れ間から太陽が顔をだし燦々と降り注いでいる。


お日様の威力で幾ばくかの圧雪を溶かしてみようと路面に散りばめてみたのです。


時たま通る車輪で砕け散りより効果的だろうとそう判断した。


そしたら行きずりの方がわたしの手を制止するようにこれは拙いから止めておきなさいと忠告を発せられたのです。


融けた路面が明朝には凍結し危険だから止めておきなさいとわたしの行為を咎められた。


成る程おっしゃる通り誰かが足を滑らせ転倒し大怪我を負わせないとも限らない。


車がスリップし追突事故に繋がらないとも限らない。


責任を問われれば抗弁の仕様がないのかも知れない。


 


でも此処は大都会の繁華街ではない典型的な雪国だと云っても、そんな言い逃れは通用しないでしょう。


確かに分からぬでもないが余りしっくり来ない。


午前中の微笑ましい光景とは裏腹に随分戸惑ってしまった。


少々力が抜けて行ってしまった。


雪空かしが○○○○なってしまったではないか。


 


まあまあ良いじゃないかケツの穴の小さい料簡の狭いことは即座に忘れることと致しましょうよ。


 


ひと様ざま、生き方も様ざま今更のように痛感した。