老いのひとこと

イメージ 1


イメージ 2




我が身の不甲斐なさにいらだちを感じながらも本年は紙上での参加と決めました。


我が家に入る新聞では初稽古の様子を3日と4日に報じてくれている。


恐らくは執筆担当記者は同一の御方ではなかろうかと勘繰ったがあいにく別人だった。


それでも少しくは武道に関わるお二人に相違なかろう。


でもわたしなりに推し量れば三日と四日の記事に若干軽重を差し挟み読者に何事かを問わんと為されたのではなかろうか。


第一面白いことに掲載する写真の大きさが全然違うではありませんか。


稽古に参集した剣士を前に主催者代表が年頭の辞を送る。


全国大会ではベスト8を目指せと檄が飛ぶ。


また国体出場権を死守せよと激励する。


確か会場には精鋭猛者連ばかりではない8歳から79歳の老剣士も馳せ参じていたという。


片やもう一方の会場では剣道を遣り抜くことによりおのれに勝ち抜くこころを養い素晴らしい人生を生き抜いてほしいと語ったという。


 


そりゃ強いに越したことはない。


仕合をして勝たねばならんことは当たり前すぎる。


ところが剣道はそれだけではない。


剣道が宿す最も大きな狙いは何か。


とてつもなくでっかい崇高なる理念を忘れてはならない。


 


勝負に勝つ強いものが勝つ事も大事。


おのれの非心に打ち勝つ事も大事。


 


二つの新聞記事は何故かしら上から目線的なトップダウン方式と普遍的に理念を追求したボトムアップ方式を対比して並べたような気がしてならない。