老いのひとこと

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無断掲載


柳瀬さんの参考人招致の様子をテレビで見る。


与野党間の虚々実々の攻防があった。


云ってみれば安倍政権の存亡を賭けた天下分け目の一戦であったはずなのに其処には生唾を飲む劇的切迫感は余り見い出せなかった。


あたかも淡々とした出来レースのようなシラケムードすら感じてしまった。


一つには野党の追及力不足とチームプレーの欠如しかない。


一気に畳み掛ける戦術の甘さにもどかしさを禁じ得なかった。


柳瀬さんは加計さんと三回も接触した事実を吐露したにも拘らず何ゆえ総理への報告を詳らかにしなかったのか。


報告すべき人物が頑なに隠し通した。


焦点は此の一点にあって仮に報告したの一言で安倍城は恐らく火の海と化したで在りましょう。


柳瀬さんはギリギリの線で政権の安泰を死守した。


一つに野党の追及が甘かった。


野党間で綿密な連携プレーが成立していれば或いは巨大政権の幕引き劇が始まったかもしれない。


柳瀬さんは安倍さんを確とガードしたことになる。


必死の形相を見せずに淡々とした表情で防御した超エリート官僚の強かさにはさすが驚いた。


しかし残念ながら、其処には男の美学の片鱗すら見い出すことはなかった。


又しても後から無い筈の名刺が出て来てしまったと云う。


多くの国民は、下らぬ茶番劇を見せ付けられたものだ。