老いのひとこと

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ラジオ体操で第一が終わって第二に入る前に必ず首の運動が入る。
首は頭と胴体を連結する生命の要でしょう。
首が飛べば第一巻の終わりだし首が回らなければ不愉快だし視界が狭く固定されて性根までもが偏狭になろう。
だから此の首の運動は欠かせない。
先ずは前後に動かし次いで左右に折るように曲げる。
この動きは顔は正面に向けられるが次は顔の向きを左右へ回転させて横目で自分の後ろの世界を事珍しげに観察凝視する。
せめて90度は回転させたいが無理だ。
でも横目なら視線は何とか後ろまで届く。
身体の位置を変えずに物を見る目は全方位に注がれる。
後ろの異変を察知する、武芸十八般には入らずとも此れとて芸の内と心得て励んでみるのです。
座頭市のように後ろの殺気を肌で捉えれば猶好い。
馬鹿げているが馬鹿げたことを真面に捉えるお馬鹿さんが此処に居る。