老いのひとこと

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先日の免許証更新の際に偶々巡り合いし古老の御名前を手繰り寄せる手立ては無かろうと考えあぐんだ。


唯一の手掛かりはセンターの受付窓口の係官がわたしの次の受検者の呼び出しに微かに「ムラカミ」と呼ぶ余韻が耳の底に残っていた。


確か会話の辻辻で武蔵が辻界わいの話しが出ていたので電話帳で検索すれば和菓子屋さんとお茶屋さんが浮かび上がった。


今日は「氷室の日」だったので本店まで出向きお饅頭がてらに店員さんにそれとなく問い質すが先代にも先先代にも該当の方はいないと申される。


ならばお茶屋さんに違いなかろうと恐るおそる電話を入れる。


紛れもなくご本人さんそのものでした。


改めて礼を申し述べると共にあの当時は軍国少年からは程遠い情けない非国民少年で在ったことを恥じ入りながらお詫び申すと同時に貴重な歴史の証言に改めて御礼を申した次第なのです。


追って玉川図書館へ伺った折には気品溢れる煎茶を少々所望し買い求めることに致しましょう。


 


今宵はお茶代わりに若鷲の歌でも口遊みながら一献酌み交わすことに相致そう。