老いのひとこと

イメージ 1




左利きも右利きも竹刀を握る際には左手を柄頭いっぱいに持ち右半身となるのは自然なすがたです。


つまりは本能的に心臓を防御する為であるのだという。


でもむしろその方が左利きには理に適うことになる。


竹刀はむかしから左手が主力で振り切る慣わしになっている。


そうすれば右利きには右手主力で振ってみるのも面白かろうと面白半分に試してみる。


当然足の構えも右足が蹴り足となるので踵は浮く。


右利きには手も足の動きも理に適うはずなのに中々そうは行かない。


ちぐはぐでぎこちないったらありゃしない。


調べてみれば全剣連の試合規則や審判規則にも抵触することはないと云う。


一向に構わないのだと云う。


しかし、わたしが知る限りに於いては未だ嘗てこのような変則剣士にお目に掛かったことはない。


逆に斯くなる個性的剣士にお目に掛かって見たくも思う。


 


目下のところ短時間だが正規の素振りの後に此のギッチョ素振りに精をだし左右の体形にバランス感覚を求め相努めている。


ひょいとして長年苦しむ右腰痛が治るかもしれない。


 


時には左手に筆を執って書いてみるのも面白い。


箸をゲッチョに飯を摂ってみるのもなお面白かろう。