老いのひとこと

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無断掲載
今年も815日を迎えた。
74回目の終戦記念日を迎えた。
われらは74年間戦争とは関わりなく過ごせた。
其の最大の功労者は誰であったのか。
其の最大の立役者は「日本国憲法第九条」であると名乗り出た男がとうとう現れた。
其れは元自由民主党幹事長古賀誠氏であった。
古賀氏は昨年逝った野中広務氏と並び称される正真正銘の日本政界の重鎮である。
誰しも「安倍一強」の前ではみな怖じ気付きもの言えず唯々諾々と従うのみの体たらく振りに古賀氏は業をにやし遂に喝を飛ばした。
此の政治の貧相は戦争末期と同じではないか。
74年間つづいた平和ももはや保証の限りでは無い。
今は引退の身であるが長年培った政治勘鋭く世に九条改憲反対の一石を投じられた。
日本国憲法第九条を世界遺産に推挙したいと明言された。
ご立派ではないか、恰も武蔵が言う観の目つきで遠きを近くに近きを遠くに見るが如き達見を今披露なされた。
何故かしら息苦しさを微妙に感じ取る此の時代によくぞ勇気ある発言を為されたものだ。
これで八月十五日は活かされた。
一息継ぐことが叶うた。
自由の空気は美味い。