老いのひとこと

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      無断掲載

大地に足を付け泰山のごとく凛として立つべきところどうした事かソワソワと落ち着きを欠いてしまった。

取るもの手に付かずどうした事か腹の虫の居所が悪いのです。

やはり今回も暗礁に乗り上げ膠着したまま曖昧に終結するのでしょうか。

目下のところ衆目の的はあのANAホテルの姿勢に日本国中みな固唾を呑む。

果たしてANAは正義の味方と成り得るのかそれとも邪の味方に終わってしまうのかとみな迷い疑いそして不安の念に駆られる。

そんな時に、東大出の切れ者小川淳也は恫喝紛いの他を圧倒する弁舌と未来を見すえた鋭き眼光で政権奪取への偽らざる気勢と意欲を語気鋭く語った。

最早凋落し切った嘗ての仲間内の胸中を揺さぶり篤き想いを訴えた。

其の物凄き形相はどうした事か茶の間のテレビには映し出されない。

大方の国民には刺激が強すぎ目の毒だと誰かが判断したのであろう。

恐らく此の人物は天下分け目の立合いの場面で本気で刃を交えるだろうが其の様な生々しい詮索自体が果たして此の現実の世に本当に許され保証されるのだろうか。

一抹の迷いとか懸念とか不安がどうしても付きまとう。

真実か細い弱き一存在にすぎないのです。

 

 

こんな時、鈴木大拙師の教えに気付く。

無心になれ、無に帰して空っぽになりなさいと諭して戴いた筈ではないか。

しかし、わたくし如き能なき凡庸の輩にはなかなか無にはなれない。

ああでもないこうでもないと下らぬことに気をもぐばかりなのです。

だからソワソワイライラして気が落ち付かない。