12月13日に拙稿発信文に相呼応するかのように翌2月14日の朝刊社会面のトップ記事に其の詳細が報じられた。
余りにもその奇遇さ加減に魂消てしまう。
此れやはり誰かが糸引く偶然の一致と云えまいか。
学校長が印籠を渡し市教委が「体罰」を認定し県教委が懲戒処分を決するのだという。
情熱溢れる青年教師はいみじくもまるで詰め腹を切らされたように「深く反省する、しっかり成長して再び教壇に立ちたい」と独白したという。
ただ此処で懸念致すは熱血漢が冷血漢と化し「上」におもねへつらう人となり子供の非を見ても見て見ぬ振りする教師像に堕ちはしまいか気掛かりだ。
どうしても詰まらぬ老爺心が見え隠れしてしまう。
恐らくは此の先生は先ずは「止めなさい」の口頭注意をしたが止めないので「止めろ」と大きな声でしかも目の玉を見開いて其の子の目の中に入り込んで一喝したのか。
記事には此の下りが省略されて一切見えないが普通ならそうであろう。
おのれの指導力欠如を目の当たりにしつい手を出す其の流儀はむかしなら通用したが今や蛮行と化した。
其のむかしには顕在化しなかったモンスターが今や至る所に跋扈する世の中に変わった。
校長先生も教委のお偉い方々もみなモンスターに怯え慄くのです。
だから正義感溢れる此の立派な先生を上に立つ者たちはフォロー出来ないのです。
ただそれだけの話です。