老いのひとこと

f:id:takaotm1101101:20191220065626j:plain

今少し冷徹な合理性が身に備われば虚礼廃止の範たる賀状を潔く断念できるのだが今以って踏ん切りが付かないのです。

例年の慣わしからおのずとからだが動く。

作業が煩わしいと思いつつも其の手順にはこだわるのです。

プリンターの助力を借りて手造りをモットーと致すのだがワード上で余白スペースをがスムーズに操作できかねる。

ワードの機能を十分にこなし切れない、全然知らぬに等しいのです。

すると又しても癇癪玉が破裂しそうになる。

そういう時には隣り街のカメリオさんに泣き付くのです。

此処は何時行っても優しく手懐けて戴ける。

此処はこころ休まる憩いのオワシスなのです。

虚礼廃止を唱えながらも賀状にはこだわるのです。

わたしは犬たちのマーキング行為に見習ってわたしの賀状にわたしの匂いを染み込めせるのです。

どうせ投函するのならそれが古来からの日本式流儀を見習うべきだとわたしなりに判断したのです。