老いのひとこと

f:id:takaotm1101101:20200905070211j:plain

連日の炎暑で何もかもが夏枯れを呈す。

 

最寄りの小学校には夏休み中にも関わらず深夜遅くまで執務室の電灯が燈り先生方のお仕事ぶりが窺い知れる。

ところがどうした事か下手をすれば午前様を過ぎ明け方近くまで煌々と不夜城のごとく輝くのです。

直向きな情熱家であったにしろ徹夜同然とは幾ら何でも度が過ぎはしまいか。

 

三日目にしてわたしは意を決して電話を入れた。

地域の住民を名乗り不躾にも単刀直入にずばり物申した。

スイッチの切り忘れではなかろうかとずけずけと質した。

受話器を取られた先生は何か思い当たる節があるらしく恭しく応対される。

恐らくはエアコン設置の請負業者さんがブレーカーを落とさず仕舞いだったに相違ないと恐縮なされる。

通報有難うございますと礼までお口になされました。