老いのひとこと

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「青丹によし奈良の都は咲く花の匂うがごとく今盛りなり」

我が家の奈良漬けがまるで旬の花が咲くがごとく酒粕の香ばしい匂いを漂わし今がまさに食べごろとなりました。

春先にキューリの苗を求めた折「夏すずみ」が品切れで「四葉(すーよう)キューリ」に替えたのが正解でした。

原産が中国らしくよく育つ、二株しかないのに40センチ級がワンサわんさとよく獲れた。

始末に困り果てた末、家内は奈良漬けに挑戦したという。

見よう見真似で塩漬けにし塩抜き作業を経てから砂糖を加えた酒粕に漬け込んだだけの話だ。

先日、漬かり初めが食卓にお目見えした。

大袈裟に言うのも烏滸がましいがそれが又何とも言えぬくらいに旨い。

奈良時代の太古の昔からの貴重なる伝統食品がとうとう我が家に出現したのです。

此れ我が一生涯の保存食に間違いがない。