老いのひとこと

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ゴーヤと間違えて沖縄ヘチマの苗を2株

買い求め面白半分に育ててみた。

一株のゴーヤのお隣でヘチマたちも競うようによく育っていった。

やがて遅植えのゴーヤの方が花を付け始め順調に次から次へと実を実らせる。

ところがヘチマさんの方はぐんぐん蔓を伸ばし大きな葉を茂らせるものの一向に花芽を付けようとはしない。

亜熱帯産のヘチマくんには湿潤な北陸の気象条件が合わないのだろうと生い茂る蔓や葉を大方取っ払い半分諦めた頃ようやく秋風が立ち始めるやどうしたことかヘチマくんたちは突然目覚たようにまるで狂ったように巨大な黄花を咲かせ雌花の先には小っちゃな子宝をぶら下げ始めたではないか。

誠に成長が早い見る見るうちに筒状の果実がぶら下がり居る。

油断をすれば葉っぱの陰から弩でかい尺ものが採れたりする。

ほんのりと上品な甘みを湛える円やかな舌触りは格別の珍味と云える。

 

今やゴーヤに変わり北陸の秋を独り顔で謳歌している。

 

さすがに10月も近づけばひと頃の勢いは失せたようだ。